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12月, 2024の投稿を表示しています

人生相談(諦観と諦め)

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プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。 (相談) 20代男性との面談(個人セッション)です。 相談者自身に関することを一通り説明した後で出た相談を取り上げます。 高校の教員免許をもっておられ、公務員か教員への転職を希望されています。 [回答] 諦めてリラックスすることで物事が動き始める場合があるということです、と話しましたが諦観(ていかん)するということですか?という質問が出ました。 「諦観はもともと仏教用語で、本質を見きわめることを意味します。出来事に対して諦めることで執着や思い込みが減り、本質が見えてきます。それが変遷して現在の意味である、思いを断ち切る意味に用いられるようになっています。」 当然、諦めてばかりでは物事に取り組まないため何も進みませんね、と話されました。 「そうです。仕事などでは諦めずに取り組み続けることが必要ですが、その一方で諦めの境地というのも体得すべきことと思います。諦めずに物事に取り組み続けながら、その一方では執着や思い込みを手放した境地にある、これが人生を極める生き方と思います。」 「諦観という言葉は過去に調べたことがありますが、『諦める』以外に『明らめる』の表記があります。しかし断念することで、執着や思い込みを手放すことができますので、用いる意味が変わってきても、あたらずといえども遠からずの関係だと私は思っています。」 □メインサイト(木村宏一の人生相談) https://www.kimura-kouichi.jp/

人生相談(引きこもりのお子さん)

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プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。 (相談) 中学生の男の子がいる母親からのメール相談です。 子供が小学生の頃から人付き合いが苦手で、部屋で一人で過ごすことが多かったそうです。 中学生になってもその傾向が変わらず、部活に入ることもなく、授業が終われば多少の寄り道をして、あとは部屋で過ごすそうです。 しかし、部屋でゲーム用コンピュータでゲームをすることも、スマートフォンで誰かとやりとりするでもなく、本を読んだりして過ごしているそうです。 何かできないだろうか、という内容です。 [回答] メールに添付されているお子さんの画像で、お子さんの意識とつながりました。 強い刺激から逃げたい、穏やかな世界に浸っていたい、という気持ちが伝わってきました。 ただし、生きようとする意欲は普通にあることも感じました。 それらを説明し、回答しました。回答の一部を掲載します。 「現代は、刺激の強い時代です。メールやSNSで四六時中人とつながってることを、負担に感じる人がいます。高校を卒業する頃には、現状が変わる見込みがあると感じます。それは無理に人付き合いする必要がないことをお伝えいただければと思います。」 回答した後、相談者から2回目の相談メールが届きました。 幼稚園児のときに、ヒーローアニメの点滅するシーンで、光過敏性発作を起こしたそうです。その後も、アニメの迫力あるシーンでショックを受け、それ以来アニメは見なくなったことがあったそうです。 そのような刺激の強いシーンにはついていけないことがわかり、ゲームをしないのもました。 「人によって向き不向きがあり、お子さんは現代の刺激の強い世界になじめないようです。しかしそれは誰もが程度の差はあれもっているもので、社会的に不適合ということではありません。」 「社会や人との付き合い方を、無理せずに経験していけばよいと思います。そのための段階的に取り組むことを提案します。」 □メインサイト(木村宏一の人生相談) https://www.kimura-kouichi.jp/

人生相談(決断するときは力を抜く)

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今回の記事は、過去に投稿した記事「人生相談(頑張るときは力を入れる、決断するときは力を抜く)」 https://naikan-jinseisoudan.blogspot.com/2024/12/blog-post_5.html の続編です。 プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。 (相談) 独身女性との面談(個人セッション)です。 スピリチュアルなことにも興味を持っておられます。今回の面談は、自分のこれまでの人生の振り返りです。 [回答] 相談者の意識とつながりました。 幼少期から人の顔色をうかがい、起きている間は常に緊張状態にいた感触が伝わってきました。 それらを説明し、回答しました。回答の一部を掲載します。 「あなたの場合、幼少期は継母との関係、学生時代は仲間との関係、で常に緊張する状態が身についています。それは仕方のないこととして、まずリラックスする習慣を身に着けることが第一です。」 「リラックスする習慣を身に着けることですが、頻度として一日のうちで数回、肩の力を抜く、リラックスすることを実践されるとよいでしょう。また、そのことを書いた張り紙を壁に貼るのも効果的です。」 「あなたからのご質問に出た『頑張るときは力を入れる、決断するときは力を抜く』ですが、これはあなたにも当てはまります。」 「あなたの場合、普段から力を入れて頑張られていますので、前半は関係ありません。そのため後半の、決断するときに力を抜くことに意識を集中されるとよいでしょう。」 □メインサイト(木村宏一の人生相談) https://www.kimura-kouichi.jp/

人生相談(テイカーとギバー)

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プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。 (相談) 20代男性との面談(個人セッション)です。 相談者自身に関することを一通り説明した後で出た相談を取り上げます。 現在ある企業で勤務していますが、転職を考えており、自分が選ぶ転職先はどうだろうかという内容です。 高校の教員免許をもっており、公務員か教員を希望しているとのことです。 [回答] 相談者の意識とつながりましたが、正義感があり、また人にサービスするのが性に合っているのを感じました。 それらを説明し、回答しました。回答の一部を掲載します。 「適性について説明しましたが、最後に根本的なことを説明します。世の中の人は、他人に何かを与える気質をもつ人と、他人から何かを受け取ろうとする気質の人と、その中間で何かを与えられたらお返しに何かを与える人、の3種類に分けられます。」 「他人に何かを与える気質をもつ人をギバー、他人から何かを受け取ろうとする気質の人をテイカーとよびます。何かを与えられたらお返しに何かを与える人をマッチャー、とよびます。」 「人により、この面ではギバー、この面ではテイカー、と違う面を持つ場合があります。また人により、若い頃はテイカーで年を取るとギバーに変わる場合がありますし、その逆に変わる場合もあります。」 「教員の世界はともかく、公務員の世界はギバーとテイカーの両方がおられます。」 「何か揉め事があるとそれに加わろうとする性格の人がおられますが、関西ではそれをいっちょ噛みといいますが、地方公務員にはいっちょ噛みの人がおられます。生活が安定しているから、他人の揉め事に取り組めるということです。」 「あなたは基本的に、ギバーとしての仕事が向いています。キャリア設計もありますが、ギバーとして世の中と関われる仕事が性に合っているといえるでしょう。」 □メインサイト(木村宏一の人生相談) https://www.kimura-kouichi.jp/

noteで人生相談に関する記事の掲載を始めました

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 昨日(12/17)より、記事、音声、動画、音声、画像などのコンテンツを投稿・販売できるメディアプラットフォームであるnote https://note.com/ で、「人生相談で得たこと」というタイトルで記事掲載を始めました。 https://note.com/kimura_kouichi 従来からnoteで、「元就職課責任者からの就活アドバイス」というタイトルで就職活動に関するアドバイスを掲載してきました。 就活アドバイスの記事を一通り掲載したことと、現在は人生相談の仕事が中心で、noteでの記事もそれに合わせるのが今回の変更の理由です。 このブログでの記事は、自分の悩みの答えを探している人にとっては知りたかった情報であり、そうでない人にとっては縁の無い世界の内容です。 noteで掲載する「人生相談で得たこと」は、多くの人に興味をもってもらえる内容の記事にします。 そのため内容は重複するところがありますが、相談例ではなく人生相談を行ってきてわかったことを、生きていく上で役立つ情報として掲載していきます。

人生相談(引っ越しと運勢)

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プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。 (相談) 30代男性との面談(個人セッション)です。 過去に何回かメール相談をしており、出張でこちらの地域に来られるということで、面談の申し込みがありました。 過去に説明したことの補足と、現在の状況について説明を行いましたが、その後の雑談で出た質問を取り上げます。 引っ越しを考えているが、今後の人生への影響について相談を受けました。 [回答] 回答の一部を掲載します。 「人生への影響ですが、運勢が良くなる影響としましょう。運勢を良くするには、直接的には心の在り方が関わります。しかし住まいや服装や持ち物を変えることで、心の在り方が変わり、運勢が良くなる場合があります。」 「上質な住まいに引っ越したり、上質な服や持ち物を身に付けることで意識が高くなる場合があります。そして意識の高さが、その後の運勢に良い影響を与えるということです。まとめると、以下のような関係です。 <環境>→(心)→【運勢】」 「そのため、意識が高くなるところへ引っ越すことが、回答の基本方針になります。それを踏まえて、あなたに合った選択肢を提案します。」 □メインサイト(木村宏一の人生相談) https://www.kimura-kouichi.jp/

人生相談(食べることに恵まれている人生)

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プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。 (相談) 二人の子供がいる女性とのメール相談です。 自分のことと子供のことに関する質問のほかにご主人に関する質問があり、メールに添付された画像でご主人の意識とつながり、一通りの回答をしました。 [回答] メールでの回答を、要約して取り上げます。 「ご主人はおだやかな人柄ですが、義侠心(弱い者を助けようとする気持ち)があります。またご主人の潜在意識では、多少ですがこの世に対して厭世的(この世で積極的に生きようとする気持ちが少ない)なところがあります。」 「ご主人の前世も視えました。前世は日本の江戸時代で、農村で暮らしていました。飢饉で困っている人に、ときどき炊き出しをしていた記憶があります。」 相談者から、夫はときどきやるせない雰囲気を出すことがあるそうです。またご主人は、周囲の人から食べ物をいただいたり、高級な食事が出る食事会に招かれることがよくあるそうです。 「善いことにせよ悪いことにせよ、自分のしたことが自分に返ってくる因果応報ですが、前世でしたことが今生で返ってくる場合があります。前世で炊き出しを行った功徳で、今生では食べることには恵まれるようになっているようです。」 □メインサイト(木村宏一の人生相談) https://www.kimura-kouichi.jp/

人生相談(守護神を教えてほしい)

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プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。 今回はスピリチュアルな内容です。 (相談) 30代男性とのメール相談です。 相談者のビジネスに関することとご自分に関することがメインでしたが、ご自分に関することの質問として、自分の前世と守護神について視てほしいという依頼を取り上げます。 [回答] メールに添付されていた写真(画像ファイル)で、相談者の意識とつながりました。 相談者の意識とつながると、守護霊や守護神の存在も感じます。 テレパシーと霊的な能力は、つながっているからです。 相談者の前世は、戦国時代で上杉謙信の部下でした。 現世の相談者の守護神として、剣を持ち、怒りの形相をした神仏が視えました。該当する神仏を調べてみましたが、不動明王か毘沙門天のようだと判断し、相談者に回答しました。 相談者からの3回目のメールで、自分は10代の頃から上杉謙信に興味があり、上杉謙信が信仰していた毘沙門天にも関心があったとのことでした。自分と毘沙門天は縁があるのだろうかという相談でした。 3回目の回答として、以下の内容を回答しました。守護神は過去世や現世で進行していた神仏であることが多いです。その神仏を信仰すると、その信仰に感応して守護神となるからです。 □メインサイト(木村宏一の人生相談) https://www.kimura-kouichi.jp/

人生相談(頑張るときは力を入れる、決断するときは力を抜く)

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プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。 (相談) 30代男性との面談(個人セッション)です。 相談者とは過去に何回かメール相談をしており、出張でこちらの地域に来られるということで、面談の申し込みがありました。 過去に説明したことの補足と、現在の状況について説明しましたが、その後の雑談で出た質問を取り上げます。 これまでの自分の人生を振り返って、今後に向けてもっと改善できるところはないだろうかという内容です。 [回答] 何回か相談者の意識とつながってわかってきたことをまとめ、回答しました。回答の一部を掲載します。 「あなたは気質として、集中力が高いです。あなたの場合、『頑張るときは力を入れる、決断するときは力を抜く』を使い分けるとうまくいきます。」 「仕事のときなど頑張るときは、自分を奮い立たせます。しかし何か決断するときは、肩の力を抜いてほっとした状態で決めると、良い結果がでやすくなります。それが、あなたの運勢の波に合った生き方です。」 相談者から、これまでの人生でもうだめだと諦めたときに良い知らせが入ってきたことがあった、という話を聞きました。 「諦めることで、肩の力が抜けた状態となります。あなたの周りで知らず知らずのうちに準備されてきたことが、リラックスして肩の力を抜くことで、動き出す場合があります。言い換えれば、諦めてリラックスすることで、物事が動き始める場合があるということです。」 □メインサイト(木村宏一の人生相談) https://www.kimura-kouichi.jp/

人生相談(人生の清算・その2)

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 プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。 今回は、スピリチュアルな内容です。 (相談) 60代男性との面談(個人セッション)です。 これまでの人生の振り返りと今後に関する相談がメインでしたが、その後に出た相談を取り上げます。 昨年の暮れに、いつもと違う夢を見たそうです。 その夢とは、高校時代に自分をいじめていた同級生が出てきて、高校在学中にいじめて申し訳なかった、というお詫びをする内容だったそうです。 その元同級生とは高校卒業後に一度も会うことはなく、数十年ぶりに思い出したそうです。 夢の中では元同級生に何も伝えないまま、目が覚めたそうです。 [回答] 相談者の意識とつながりました。 夢の記憶ともつながることができましたが、その元同級生は亡くなり、あの世に行く前に会いにきた感触が伝わってきました。 それらを説明し、回答しました。回答の一部を掲載します。 「あなたがおっしゃっていた通り、元同級生さんは亡くなったようです。仏教では四十九日の法要を、神道では五十日祭を行います。その理由ですが、人は亡くなられてからあの世に行く前に、50日間ほどこの世にとどまるとされているからです。そのためその期間は、今生の振り返りを行い人生の清算をする期間になります。」 「おそらく元同級生さんも、今生の振り返りを行い、高校時代にいじめたことを反省して、お詫びに来たものと思います。」 自分として、どうすればよいかという質問がありました。相談者としては、いじめは忘れたことであり、今となっては気にしていないそうです。 「今からでも構いません、いじめたことは忘れたから気にせずにあの世で暮らしなさい、という気持ちを送ることです。もうあの世に行ったことでしょうが、伝わります。そして気持ちを送ることは、一回だけじっくり行えば十分です。」 □メインサイト(木村宏一の人生相談) https://www.kimura-kouichi.jp/