人生相談(人生の清算・その2)
プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。
今回は、スピリチュアルな内容です。
(相談)
60代男性との面談(個人セッション)です。
これまでの人生の振り返りと今後に関する相談がメインでしたが、その後に出た相談を取り上げます。
昨年の暮れに、いつもと違う夢を見たそうです。
その夢とは、高校時代に自分をいじめていた同級生が出てきて、高校在学中にいじめて申し訳なかった、というお詫びをする内容だったそうです。
その元同級生とは高校卒業後に一度も会うことはなく、数十年ぶりに思い出したそうです。
夢の中では元同級生に何も伝えないまま、目が覚めたそうです。
[回答]
相談者の意識とつながりました。
夢の記憶ともつながることができましたが、その元同級生は亡くなり、あの世に行く前に会いにきた感触が伝わってきました。
それらを説明し、回答しました。回答の一部を掲載します。
「あなたがおっしゃっていた通り、元同級生さんは亡くなったようです。仏教では四十九日の法要を、神道では五十日祭を行います。その理由ですが、人は亡くなられてからあの世に行く前に、50日間ほどこの世にとどまるとされているからです。そのためその期間は、今生の振り返りを行い人生の清算をする期間になります。」
「おそらく元同級生さんも、今生の振り返りを行い、高校時代にいじめたことを反省して、お詫びに来たものと思います。」
自分として、どうすればよいかという質問がありました。相談者としては、いじめは忘れたことであり、今となっては気にしていないそうです。
「今からでも構いません、いじめたことは忘れたから気にせずにあの世で暮らしなさい、という気持ちを送ることです。もうあの世に行ったことでしょうが、伝わります。そして気持ちを送ることは、一回だけじっくり行えば十分です。」
□メインサイト(木村宏一の人生相談)
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