人生相談(仕事で舐められる)

プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。 (相談) 30代と思われる男性との面談です。 メインの相談を終えた後で出た、別の相談を取り上げます。 前の職場では営業職(販売職)をしており、店舗で来客の応対をしていたそうです。 その後転職してスーパーマーケットの店長となり、店員をまとめたり顧客対応をしているそうです。 その仕事でときどき、自分が舐められることがあるそうです。 舐めてくるのは、お客さんと店員の一部だそうです。 何か舐められないようにする対策はないだろうかという内容です。 [回答] 男性の意識とつながりました。 仕事の場で、言いたいことを飲み込む習慣があるのを感じました。 それとともに過去では、まずいことはとにかく言わないでおこうと自分に言い聞かせていた痕跡を感じました。 それらを説明し、回答しました。回答の一部を掲載します。 「舐められる理由ですが、人により異なります。あなたの場合、言うべきところで押し黙ってしまう習慣があり、それの積み重ねが今の事態を招いているようです。そのため言うべきところで、言いたいことをさらりという工夫をすることになります。これは程度の差こそあれ、誰でも超えるべき壁ですから思い詰めないでください。」 「あなたに合った方法は、相手が言うことに真正面から反論せずに、相手に考えを促すことを言うことです。例えば“~になりますがよろしいですか?”や“~したほうが良いと思いますがよろしいですか?”のよろしいですかの言い回しを使うことです。」 「あと、相手を持ち上げる尊敬語は使うが、自分がへりくだる謙譲語は使わないほうがいいです。謙譲語は相手により、舐められる印象を与える面があります。丁寧語と尊敬語を使うだけで、ビジネスマナー上も問題ありません。」 「そしてこれが根本的なことですが、他人の行動を尊重するとともに、自分の行動も尊重してください。この面談でも感じましたが、自分の行動を下に見るのは謙遜ととられる場合がありますが、人により舐められる印象を与えます。他人の行動と同じ扱いにすればよいのです。」 □メインサイト(木村宏一の人生相談) https://www.kimura-kouichi.jp/