人生相談(上司を助けたい)
プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。
(相談)
数百人の社員がいる会社に勤めている女性との面談です。
自分と交際相手に関する相談がメインでしたが、その後に出た相談を取り上げます。
社内で派閥争いが横行しており、自分の上司がいわれのない非難を他の派閥から受けているそうです。
他派閥からの非難の内容ですが、上司の管理能力に問題があるとして、部下に対してパワハラをしていると社内で吹聴されているそうです。また、上司が取引先にたかりをしているとも吹聴されているそうです。
しかし、自分を含めて上司が部下に怒鳴っているところを見たことがなく、取引先とのやりとりでも上司がたかっているところを見たことも聞いたこともないそうです。
何か事態を解決する方法はあるのだろうか、という内容です。
[回答]
スマートフォンに表示された上司の画像を視て、上司の意識とつながりました。
まず自分としての行動規範を確立しており、その行動規範を守って仕事をしてきたことを感じました。
次に心の中に防御壁を築いており、なにかあれば防御壁の内側でやり過ごす習慣があるのを感じました。
それらを説明し、回答しました。回答の一部を掲載します。
「この人は仕事で、自分が経験的に身に付けた行動規範に従いますが、行動規範を超えることはできません。良くも悪くも、行動規範に縛られている人といえます。世の中には根回しや裏取引を行う人がいますが、この人は物事には正攻法で正面から取り組みます。」
心の防御壁とは具体的にどのようなものですか、との質問がありました。
「言い換えれば、見ざる言わざる聞かざるの状態にすぐに入れる習慣を、身に付けているということです。ただし普段は、現実を直視したり、人の話を聞いたり、人に話すことをしています。心に避難所を設けて、心にダメージを受ける事態になったら、避難所に逃げ込む習慣を身に付けているともいえます。」
「上司がとる対策ですが、できるだけ仕事で証拠を残すようにすべきです。世の中には人の足を引っ張ろうとする者が少なからずおり、今回は脇の甘さを突かれた事態といえます。証拠を集めて残すことで、何かあったときに自分の無実を証明できます。どのような証拠をどのように残すかについて、具体例を説明します。」
「あと、対立する派閥を自分の味方につけるように方針を変えていけば、再発防止になります。これは事情がよくわからないので一般論的な話になりますが、この方針変更についてもわかる範囲で説明します。」
□メインサイト(木村宏一の人生相談)
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