人生相談(妄想がひどい)
プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。今回はスピリチュアルな内容です。
(相談)
中高年女性との面談です。メインの相談の後に出た、次の相談を取り上げます。
子供のときから妄想が多いそうです。中高生までは単なる空想好きと思っていましたが、社会人になって友達と話していても、「それ、あなたの妄想でしょう?」と指摘されることが時折あるそうです。
学生時代は成績は良いほうで、仕事でもキャリアとして成果を出しているそうですが、なぜだろうかという内容です。
[回答]
相談者の意識とつながりました。
潜在意識の下にある前世の記憶で、楽しかった日々と、その後に戦争か何かで占領され抑圧された日々を送っていた記憶が伝わってきました。
抑圧された日々では、楽しかった日々の記憶を思い出して過ごしていたようです。そして抑圧された日々から逃避したい気持ちから、楽しい日々の記憶に架空の出来事を付け加えて楽しむようになっていたことが感じ取れました。
それらを説明し、回答しました。回答の一部を掲載します。
「妄想は、記憶とは関係なく浮かんでくる妄想(一次妄想)と、記憶から導きだされる妄想(二次妄想)に分けられます。また妄想の内容から、被害妄想、誇大妄想、などの種類にも分けられます。それぞれ原因は異なりますが、つらい現実や想い通りにいかない現実からの逃避が、根本的な原因であることが多いです。」
「あなたの場合、前世で現実逃避する習慣から、楽しかった日々の記憶を強化するように妄想が強くなっていったようです。前世の出来事を詳しく知ることでその時の感情が解放され、それにより逃避が減って改善につながります。本来の自分というか、それ以前の自分に戻っていくということです。」
「妄想は長年の習慣ですので完全に抜け出すことは難しく、多少は妄想の習慣が残りますが、それでも大きな変化と感じるでしょう。」
「この変化は、妄想にひたることで安楽にいられた状態(古い自分)から抜け出すことなので、人により古い自分とお別れするのがつらいと感じる場合があることです。長期的に少しずつ改善していきますので無理にお別れしようと思わずに、ドラマの主人公になったと思って、その気持ちやそのシーンを味わうようにして過ごしてください。」
□メインサイト(木村宏一の人生相談)