人生相談(頼み事を断れない)
プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。
(相談)
20代男性との面談です。
自分の人生に関することがメインの相談でしたが、その後に出た相談を取り上げます。
職場で、同僚からの仕事に関する頼み事があって断れないそうです。
同僚から頼まれたことをすると、自分の仕事が満足にできないこともあったそうです。
何か方法はないだろうかという内容です。
[回答]
相談者のスマートフォンにある画像で、頼み事をしてくる二人の同僚を分析しました。
二人とも相談者をいじめる気持ちはなく、相談者に対して安心感を持っていることが伝わってきました。
ほかの社員に頼み事をしにくいため、相談者に頼み事をするのが習慣になっている、という気持ちを感じました。
それらを説明し、回答しました。回答の一部を掲載します。
「二人ともあなたを困らせる意図はなく、習慣になっているため頼み事が続いているようです。」
「回答ですが、自分のスケジュールと照合して、ここまでは応じられる/これ以上は応じられない、という線引きを決めることです。それとともに頼み事に即答せず、スケジュールを確認しながら回答する習慣をつけることが有効です。」
「この線引きを行うため、自分のスケジュールをできるだけ詳しく記録する必要があります。しかしそれは、仕事の質向上にも役立ちます。」
「自分が抱える複数の仕事での優先度も普段から考えておく必要はあります。あとはスケジュール表を見ながら、応じられる/応じられないを答えるようにするだけです。」
相談者から、自分のお人よしが嫌になるときこともある、との発言がありました。
「お人よしは、度が過ぎなければ、人望がある人ということでプラスの評価になります。人は利用されるうちが花、という言葉もあります。舐められない範囲で、お人よしになるべきです。」
「これは私も心がけていることですが、もし犯罪に巻き込まれそうなときは、嘘をついても構いませんからその場から逃げて、警察に行って相談して証拠を残してください。これまで犯罪に巻き込まれたことはありませんが、その心がけでいると、普段からリスクを避けられていると思います。」
□メインサイト(木村宏一の人生相談)