人生相談(人生の修復作用)
プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。
(相談)
女性の相談者との面談で出た質問です。
このブログの「人生相談(自責の想いで結婚できない)」
https://naikan-jinseisoudan.blogspot.com/2024/05/blog-post_28.html
で、「災難に遭っても二つの条件を満たしていれば、その後の人生に修復作用が働きます。」とありますが、この修復作用が起こる条件とは何ですか、という内容です。
[回答]
「人生の修復作用が起こるいくつかの条件のうち、ここでは最も重要な条件を説明します。それは相手や起こったことを、自分には関係ないと思うことです。」
自分に関係ないと思うことですか、と返事がありました。
「略奪された相手に対し、因果応報でいつか不幸になればいいのにと願えば願うほど、自分は不幸な出来事に見舞われます。人を呪わば穴二つという諺がありますが、要は自滅するということです。」
「相手がどうなろうが自分には関係ないと思うようになり、もう一つの条件を満たしたら、自分の人生に修復作用が働きます。」
「もう一つの条件を満たさなくても、自分には関係ないと思うだけで修復作用が働く場合もあります。同時に、相手は因果応報で苦しむようになる場合もあります。」
友だちに彼氏を奪われたことを関係ないと思うのは容易でないでしょう、と返事がありました。
「その場合、相手と略奪されたことは自分とは別の世界で起きたこと、と思うことです。相手と出来事を忘れるのが最も良いのですが、それは非現実的です。別の世界で起きたことと思うことなら、実現しやすいでしょう。あるいは、パラレルワールドで起きたことと思えばよいです。」
この生き方は、他でも当てはまりますね、と感想がありました。
「そうです。この件に限らず、過去に囚われていると新しい幸せを得にくくなります。なかなか忘れられないこともあるでしょうが、過去の嫌な出来事は自分には関係ないと思うことで、人生への修復作用が働きます。」
□メインサイト(木村宏一の人生相談)
https://www.kimura-kouichi.jp/