人生相談(自分を責める母親)

プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。


(相談)

20代の男の子供がいる女性との面談です。


子供が中学生のときにご主人と離婚しており、それ以降は自分一人で育ててきたそうです。


しかしお子さんは高校卒業後、就職した会社を1か月で辞めて、それ以降は引き籠り生活を送っているそうです。


それ以降は、母親の勧めでアルバイトとして働いたことも2回あったそうですが、どちらも数日で辞めたそうです。


男親がいたら子供を自立に導けたのではないかと、相談者は責任を感じ、自分を責め続けたそうです。


子供が引き籠り生活を送っていることを隠して、誰にも相談できずに暮らしていましたが、どうにもならないため人に相談することにしたそうです。


最初は周囲の人に相談しましたが、月並みな返事しかなかったそうです。


そして私のWebサイトを見つけて、無料相談を試してみようと思い、申し込んだそうです。


[回答]

お子さんの意識とつながりました。そして次の状況を感じました。


(1) ご両親の離婚のショックを引きずっていること

(2) これまでの人生で自分を叱るなど厳しく接する人がいなかったこと

(3) なぜか大人と接することに恐怖や不安を感じていること


この中の(3)を無料回答で説明し、面談ではそれを含めてすべてを詳しく説明しました。


「お子さんも心の中では、このままではいけない、積極的に世の中に出ていくべきだ、という気持ちがあります。ただし恐怖や不安がそれを上回っているのが現状です。」


「自立を手助けするNPO法人もありますが、今のところそれは最後の手段でいいでしょう。無理なく社会参加を進めていくことで、引き籠りを解消できる見込みがあります。そのための、お子さんに合った方法を説明します。」


「もしそれでもお子さんが自立できない場合、必要なら私がお子さんと話をします。ご本人が気づいていない能力や自分の成り立ちを話して、私からも自立の後押しを行います。」



□メインサイト(木村宏一の人生相談)

https://www.kimura-kouichi.jp/

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