人生相談(すぐに後悔する習慣)
類似の記事が過去にあります。
https://naikan-jinseisoudan.blogspot.com/2024/06/blog-post_19.html
プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。
(相談)
40代の男性との面談です。
仕事でも日常生活でも、何かあると「まずいことを言った、まずいことをしてしまった」と思い、しばらく後悔する習慣があるそうです。
過去に大き目の失敗をしたときに、同僚や上司からそれについて何度か言われたことが原因で、後悔が習慣化したそうです。
この何かあるとすぐに後悔する習慣ですが、家族や友人に相談したそうですが「そんなことは大したことではない、気にするな」と異口同音に言われたそうです。
しかし、気にしないように心がけても改善せず、仕事や日常で言うべき時に黙り込んで後悔するようになり、何とかしたいと思って相談を申し込まれたそうです。
[回答]
相談者を分析しました。
潜在意識に、後悔の感情が罪悪感と結びついた状態で存在しているのを感じました。
その後悔の感情と罪悪感が結びついたものですが、年月を経てある程度の大きさになっているように感じました。
それらを説明し、回答しました。回答の一部を掲載します。
「後悔する習慣の改善ですが、気にしないように心がけても、それは潜在意識に影響しにくいです。つまり改善効果が少ないです。」
「後悔する習慣には、『~するまでのこと』あるいは『~すれば済むこと』という言葉が、潜在意識に良い影響を与えます。仕事でちょっとした失敗があっても、すぐにリカバリーの方法を頭に浮かべて、リカバリーするまでのことと自分に言い聞かせたらよいでしょう。」
「打ち合わせ中にまずいことを言った場合、打ち合わせの最後にまとめを行うようにして、まとめるときに言い直せばいいです。仕事で失敗した場合、すぐに相手に伝えて対処すれば、大きな問題は生じません。ビジネス上の失敗は、放置するから被害が大きくなるのです。」
「生身の人間である以上、人はミスをするものです。ミスを出さないようにするチェック体制の構築も必要ですが、リカバリーも大切です。普段からどういうミスにはどうリカバリーするかを考える習慣を身に着けると、後悔することも減るはずです。『~するまでのこと』あるいは『~すれば済むこと』という言葉を出す習慣は、リカバリーを考える習慣にもつながります。」
□メインサイト(木村宏一の人生相談)