人生相談(新天地への挑戦)
プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。
(相談)
20代男性とのメール相談です。
相談内容の一つですが、現在は東京で店舗を運営しており、会社が大阪への出店を検討しているので、手を挙げて大阪に行ってみようと思うがどうだろうか、という内容です。
[回答]
男性を分析しました。
このままでは終わらないぞ、という強い上昇志向の気持ちを感じました。
また、守るものがないという気持ちも感じました。つまり、家族や先祖から引き継いできたものが少なく、それを失うことへの恐れが少ないということです。
人は誰でも、先祖から有形無形のものを引き継いでいます。家や遺産などの有形なものは受け継いでいなくても、良い遺伝や親からの教育のような無形なものは引き継いでいる場合があります。
それらを説明し、回答しました。回答の一部を掲載します。
「あなたは高校時代、ご家族や学校の先生から提示された進路を断って、今の店に飛び込んだということで、このままでは俺の人生は終わらないぞという運命を切り開く意思を感じます。」
「失敗してもやりなおせる挑戦のようですので、これは挑戦したらよいかと思います。」
家を飛び出して仕事をしているが、将来は家族と仲良くやっていけるだろうかという質問を受けました。
「自分が頑張って収入を増やすことで、自分が幸せになるとともに、ご家族にお金が渡ってご家族も進学できるなど幸せになります。そしてご家族がお金を使うことにより、ご家族の周囲も幸せになります。」
「人生相談を続けてきて実感することですが、自分の幸せが周囲の幸せにつながり、さらにその周りの幸せにつながる、そのような波及効果を作ることが、誰もが幸せになる方法です。」
「自分を犠牲にして家族を幸せにする、という方法は間違いです。短期的な犠牲はともかく、長期的にそういう考えだと、周囲も不幸になっていきます。アクション映画で自分を犠牲にして周囲を助けるシーンが出てきますが、それはフィクションの中だけと思った方がよいでしょう。」
□メインサイト(木村宏一の人生相談)
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