人生相談(父親を許せない気持ち)
プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。
(相談)
30代男性との面談です。
10代のときは、自分の進路や交友関係について、親(主に父親)から反対されてきたそうです。
高校進学では公立高校に行きたかったのに私立高校に行かされた、大学も自分が希望する学部では学費を出さないと言われ父親の勧める学部に行ったそうです。
そのため今でも、父親を許せない気持ちが今もあるそうです。
父親が自分に対してどう思ってきたのか、それを知ることで少しでも留飲を下げたい、という内容です。
[回答]
相談者の父親を、申込メールに添付されていた画像で分析しました。
まず何事にもこうあるべきだという、想いの強さが伝わってきました。
その一方で子供を進学させるために、本業だけでは足りない、副業もという気持ちを感じました。
それらを説明し、回答しました。進路選択に関する部分の回答を掲載します。
「お父さんは確かに、自分の考えを押し付ける性格です。また何事にも、こうあるべきだとする考えが強いです。お父さんも長男で先祖代々の家や土地を引き継いでいるとお聞きしましたが、長男としての在り方にも一家言あるようです。」
「お父さんは地元の高校を昔から知っていたので、あなたにはその高校がふさわしいと感じていたようです。大学選びは、お父さんの仕事から得た知識で決めたようです。」
「ただしその一方で、主導権を握る上で生じる責任をとる気持ちもあったようです。あなたを大学進学させるために、何か副業をしていたのではないですか?」
相談者から当時の父親は、休日に副業に取り組んでいたという話を聞きました。
「お父さんは、大学卒業後の就職先選びは本人の責任という気持ちがあり、大学入学以降は何も干渉していないはずです。お父さんの気質や気持ちをできるだけ詳しく説明しましたので、参考にしていただければと思います。」
□メインサイト(木村宏一の人生相談)
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