人生相談(目が異次元を向いている人)
プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作したものを掲載しています。
(相談)
会社勤めをしている男性との面談です。
自分に関することと家族に関することが相談内容のメインでしたが、その後に出た仕事関係の相談内容を取り上げます。
相談者の周囲に、仕事ができない、言うことが毎回変わる、しかしメンタルが異常に強い、という人がいるそうです。
その人について、分かることを説明してほしいという内容です。
(回答)
その人の顔を、相談者のスマートフォンで表示された画像で見ました。
目の前の現実を見ていない感じがする目つきでした。
その人の意識とつながりましたが、自分に何かを思いこませていることと、周囲への敵意を感じました。
「その人は自己暗示をかけて、思い込みの世界で生きている人です。自分は悪くない、周りは悪い奴らばかりだ、と自分に言い聞かせて生きています。」
「昔、電車に乗っていたときに、横で二人の男子高校生が話をしていました。そのうちの一人が、テレビに出てくる有名人の名前を出し、〇〇はやばいぞ、目が異次元を向いているぞ、と話していました。私から見てその有名人は、自己暗示をかけた世界で生きている人でした。目が異次元を向いている、という表現が斬新で的確に感じたので、その表現をときどき使っています。」
「その人は自分に言い聞かせた世界に籠っていますので、その世界から抜け出すのは難しいです。殻にこもっているほうが楽で、わざわざ厳しい現実に立ち向かいたくはないからです。その人に思い込みを正そうとして指摘すると、その人から、自分の邪魔をする悪い奴らの一人にみなされてしまいます。結局、そのような人と関わらないのが一番です。」
□メインサイト(木村宏一の人生相談)