人生相談(横領した社員)
プライバシーに配慮して、実際にあった相談をもとに創作した相談例を掲載しています。
(相談)
ある経営者との面談です。
自分のことと家族のことに関する相談がメインでしたが、そのあとで仕事に関する相談が出ました。
業務上横領をした社員がいたそうです。
刑事告訴して損害賠償請求や懲戒免職処分も行ったそうですが、どのような人物が視てほしいということです。
[回答]
スマートフォンに表示された画像で、その社員とつながりました(分析しました)。
人格に骨っぽさがない感触、言い換えると人格に芯がない感触を感じました。
その一方で、いろいろな経験や知性を感じました。言い換えれば世間知らずではなく、頭の回転も速いほうという感触もありました。
それらを説明し、回答しました。回答の一部を掲載します。
「こういう人は、骨っぽさを身に付けたら人生が変わるでしょうが、そうでない限り何度でも横領を繰り返すでしょう。」
相談者から、横領を繰り返したら人生がトータルでマイナスになることがわからないのか、というため息のような返事がありました。
「この人の場合、横領が発覚して処分されたときは、反省しています。しかし誘惑に刈られると、その反省が消えてしまい、元のモラルのない人間に戻ります。」
「社長以外にも、取引先や出資先の人物の鑑定を頼まれることがあります。その人物から感じ取ったことはすべて説明しますが、その人物がどれだけ信用できるかを、説明では重視しています。その際に、この骨っぽさの程度を必ず説明するようにしています。」
□メインサイト(木村宏一の人生相談)